初めまして!私は、「スポーツ心理学とバレエの関係性」についての探求をし、記事にまとめました。第1回目の内容は、〈何故このトピックを選んだか〉〈スポーツ心理学について〉〈バレエについてスポーツ心理学とバレエの共通点〉〈まとめ〉となります。
ぜひ最後まで見ていってください!
何故このトピックを選んだか
私はバレエを幼いことから習っています。そして、舞台に出て踊る前は必ず緊張をします。その緊張を和らげるために自分で考えた方法でいつも気持ちをコントロールしていました。けれど、他に効果的な方法はないか?今の自分の方法は本当に合っているのか?など疑問に思いました。
そこで私は心理学から答えを導き出すことは出来ないかと考えました。心理学は人の心についての学問だから答えがあるのではないかと思いました。調べていたら、心理学には「スポーツ心理学」というものがあると分かりました。運動心理学は心理学の中でも運動するときや何かパフォーマンスをするときに使うことが出来ます。だから、今回は「スポーツ心理学」と「バレエ」の2つを混ぜて独自の方法を考えていきたいと思いました。
スポーツ心理学について
スポーツ心理学とは、「スポーツに関わる課題を心理学的側面から明らかにして、スポーツの実践や指導に化学的知識を提供する学問」とJAPAN SPORTは定義づけています。
(「スポーツ心理学」『JAPAN SPORT』https://bit.ly/3VgI9Fw11月29日)また、スポーツ心理学は8つの領域に分けることが出来ると話しています。この図は、「スポーツ心理学」を参考にして作ったものです。
領域 | 内容の要約 |
競技の実践心理 | 競技スポーツの心理的特質、実力発揮に関わる心理要因、コーチングに関わる心理要因について |
スポーツメンタルトレーニング | リラクセーションやイメージなどのメンタルトレーニングの心理、身体、パフォーマンスの影響について |
スポーツ臨床 | スポーツに関わる悩み、問題を解決だけでなく、人格的成長を目指すための心理支援方法について |
この3つはJISS(国立スポーツ科学センター)の心理サポートに最もの関わりが深いものだそうです。
今回は「メンタルトレーニング技法」の1つを紹介します。この図を見てください。
これは、スポーツメンタルトレーニング教本三訂版を参考にしたものです。
このグラフから、緊張・興奮が弱すぎても強すぎてもいけないということが分かります。緊張が弱い場合はサイキングアップというものをし気分を高め、強い場合はリラクセーションをして気分を落ち着かせる必要があります。
【サイキングアップ】
心拍や体温を上げなければいけません。だから、これらの方法が効果的です。
・体を軽く叩く
・アップテンポな曲を聞く
・大きな声を出して気持ちを盛り上げる
【リラクセーション】
呼吸法というものがあります。呼吸法はリラックスの基本で簡単です。
いつもより呼吸を意識する
バレエについて
今回はバレエでスポーツ心理学を使う可能性がある場面について説明します。
1つ目は舞台前です。舞台前は、殆どのダンサーが緊張します。理由は様々ですが沢山のお客さんの前で踊ることに対しての緊張、難しい技を行うことが出来るかという不安、自分が失敗しないかの漠然とした不安などが挙げられます。緊張したままで踊ると筋肉が固まったままで、ベストなパフォーマンスをすることが出来ません。そうならないために、ダンサーは自分のルーティーンを行います。私の場合、軽くジャンプをしたり振付の確認をして緊張を紛らわせます。また、役柄によってもやることを変えます。例えば、元気な役のときはアップテンポな曲やジョギングで使えそうな曲を聞きます。対して、穏やかな役や静かな役のときは落ち着いた曲を聞いて気分を落ち着けます。私の場合他の人も当てはまると思いますが、舞台に出ることに対するワクワクする気持ちがあります。そのワクワクする気持ちが大きすぎて集中力が失ってしまう場合もあります。そういう時も私は、ゆっくりする曲を聞き気持ちを落ち着けます。
2つ目は、レッスン中です。レッスンを受けるときはその日その日でコンディションが違います。例えば、学校が終わったあとにレッスンがあったり、嫌なことがあり気分が乗らなかったり、疲れているときにレッスンがあったりと様々です。総じて集中力があまりないときなどがあります。そういうとき、私は糖分を取ったり、体が疲れているときは筋肉を休めるストレッチなどをレッスン前にやったりします。また、嫌なことがあったときには気分を上げるために好きな曲を聞いたり友達と話したりします。これらのように、バレエでも気持ちのコントロールをする場面は沢山あります。
スポーツ心理学とバレエの共通点
今の私の考えで、この2つの共通点は2つあると思います。
1つ目はバレエは本番前に緊張をし、スポーツ心理学は「メンタルトレーニング技法」というものがあるということです。ダンサーは舞台に出る前に緊張をします。緊張をしたことにより、筋肉が固くなりベストなパフォーマンスをすることが出来ません。だから、ダンサーは緊張を和らげるためにそれぞれ自分のルーティーンをこなします。スポーツ心理学では程よい緊張にコントロールする技法があります。例えば、「サイキングアップ」や「リラクゼーション」です。
2つ目はバレエはプレッシャーの中で踊らなければいけないということ。(疲れているとき、皆の前で踊るときなど)そしてスポーツ心理学では「競技の実践心理」というものがあるということです。バレエでは例えば大きな役を務めるときや、苦手な技をするときに「自分にできるのだろうか」や「失敗しないだろうか」などの気持ちが出てきます。スポーツ心理学は、これも「メンタルトレーニング」が使えると思います。
まとめ
今回は、スポーツ心理学とバレエについての簡単な概要をお伝えしました。また、それぞれの共通点を2つ挙げました。これからは、主に心理学の観点からは「スポーツメンタルトレーニング」に焦点を当ててバレエとスポーツ心理学を混ぜた独自の方法を考えていきたいと思います。
ぜひ他の記事も読んでみてください!ではまた次回!